小田原に行ってきました 午前編


小田原と言えば後北条家。
後北条家と言えば、武田家と並ぶ上杉家のライバル・・・。
そのつながりで以前から少しは後北条家を気にかけてはいたのですが、ある日突然に後北条家にもうれつな興味が湧いてきた私は、ぶらりと小田原へ遊びに行ったのでした。(何その経緯)
続きは以下よりどうぞ!



新幹線に乗って小田原駅に着くと、駅前にどでかい早雲の銅像を見つけました。
さすがや・・・。

駅前にある地図を見ると、氏政氏照の墓所まで載っています。
さすがや・・・。

とりあえず駅構内に戻り、まずは箱根の早雲寺に向かうことにしました。
早雲寺は北条家の菩提寺です。上杉家に養子に行った、かの三郎景虎が幼少期に過ごした寺でもあります。

小田原駅から箱根登山鉄道に乗り、箱根湯本に行きます。ローカル線でのんびり各駅停車です。
箱根湯本は駅のまわりからすでに、山に囲まれている温泉地といった感じでした。
写真はガラッとしていますが、祝日のためか、観光客がたくさん。
駅から15分ほど歩いたところに、早雲寺がありました。

この日は年に一度の寺宝公開の日でした。
普段は公開されていない本堂の中の襖絵や、北条五代の肖像画などが見られました。
しかし残念ながら、氏政と氏直の肖像画大阪城での特別展のため、大阪に行っているとのことでした。
よりによって大阪・・・。
氏政が使っていたという、歌を詠むときに使われる文台と硯箱の複製品もありました。
細かい柄の布が全体に貼られた、きれいな文台です。
実物は劣化しているとのことで複製品での展示なのです。末永くお大事に。

ところでこの早雲寺には、北条家の長老こと北条幻庵が作った枯山水の庭があります。

それがこちら。普段入れない本堂からも見られたので、得した気分です。
三郎もこの庭を見てたでしょうね。
何だったら、石に登ったりして怒られてたかもしれませんね。←

早雲寺には北条五代の墓もあります。
この墓は江戸時代に作られたものです。戦国当時の早雲寺は今の敷地より大きかったらしく、本当の歴代当主の墓はそのどこかにありました。
しかし秀吉が小田原攻めの際に早雲寺を一時本陣に使い、石垣山城に本陣を移すときに焼き払ってしまったので、今はそれがどこにあったのかわからないそうです。
今回の寺宝公開で見られた襖絵などは、小田原攻めの前に別の場所に移動され、難を逃れたものたちなのでした。

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早雲寺から箱根湯本駅に戻る道で「早雲公園」を見つけました。
公園といってもちょっとした山林のようになっており、ここを通って駅に行けるとのことだったので、せっかくなので早雲公園から駅に戻ってみることに。
しかしこれがそこそこの山道で、思ったより大変。
山を降りると川があって、橋を渡ればすぐに箱根湯本駅です。川べりにはたくさんの人がいて楽しそうヽ(*´∀`)ノ

さて、午後からは小田原城へ行きます。
午後編はこちらから。